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家族との久しぶりの再会

新型コロナ禍により厳しい出入国制限が長く行われてきましたが、2022年10月にようやく水際対策の大幅緩和を迎えました。コロナ期間にずっと家族と顔合わせが出来なかった私は、2023年の2月上旬ごろ「テトを過ごしたい」がために一時帰国することを決意。「2年ぶりの家族との再会だからたくさん有意義な思い出を作ろう!」。その考えを持っていた私は、テトの2週間はどこにも旅行に行かず、ずっと家族と過ごしていました。
ベトナムは家族重視の社会。亡くなった先祖は旧暦の大晦日に天国から戻り、家族と一緒にテト(ベトナムの旧正月)を過ごすことを信じているため、旧暦の大晦日までに自宅をきれいに掃除し、金柑の木や桃の花で家を飾る習慣があります。父は金柑派なのでいつも金柑の木を買っていますが、親戚には桃派の人がほとんどです。(笑)
大掃除後、夜の先祖や神様への供物は家族みんなで用意。お供えは茹でた鶏肉やおこわ、炒め物、果物などが定番。その中に一番欠かせないのはバンチュン (Banh Chung)。バナナの葉で包んでから大きい鍋に入れて長時間ゆでるので、きれい緑色の四角い形をし、中には豚肉や緑豆がいっぱい入るもち米ケーキなので、「ベトナム北部versionのちまき」とも言えます。昔から「バンチュンがないとテトにならない」との言い方があるので、テトの一番代表的な象徴といっても過言ではないでしょう。

出典:rakurakuvietnam.com

大晦日の夜12時には毎年花火の打ち上げ有り。実家のバルコニーがちょうど花火がはっきり見えるので、お供えをしてからいつもみんなでバルコニーに集まり、一緒に花火を楽しむ。少しぼやけていますが、こちらは去年バルコニーから取った花火の写真です。

日本は旧暦を廃止しましたが、「お正月は家族と過ごす時間」という点は中国やベトナムと同様。お正月の時期がずれるので、ベトナムのテトを体験したい方は是非2月上旬ごろ行ってみてください!